
競馬のレースはさまざまな条件で行われますが、その中でも特に変わった条件で実施されるのが「障害レース」です。
さまざまな障害を越えながら走る馬を応援するのは、通常の競馬のレースにはない楽しみといえるでしょう。
本記事では、競馬の障害レースに関して解説します。
併せて、競馬の障害レースにおける予想ポイントなどにも触れるので、障害レースを楽しんでみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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競馬の障害レースとは
競馬の障害レースとは、コース中に設置されたいくつかの障害物を越えて、いかに早くゴールに到達するかを競うレースです。
もっとも早くゴールした馬が勝利という点は一般的なレースと同じですが、一般的なレースではスタートからゴールまでずっと平地を走ります。
そのため、まさに「障害物の有無」が一般的なレースと障害レースの違いです。
また、一般的なレースでは芝コースとダートコースのどちらか一方しか走りません。
一方、障害レースは芝コースとダートコースの両方を走りながらレースを進める場合があるのも、一般的なレースと障害レースの違いといえるでしょう。
JRAには計10か所の競馬場があり、障害レースは札幌競馬場と函館競馬場を除いた8か所の競馬場で実施されています。
障害の高さ
障害レースで用いられている障害物の種類はコースによってさまざまですが、主なものとしては生垣、竹柵、水壕などが挙げられます。
それぞれ高さが異なるので、競走馬は障害物ごとに高さの異なるジャンプをこなさなければなりません。
主な障害物の高さを、以下に表でまとめました。
| 障害の種類 | 高さ |
| 生垣 | 1.4m (重賞で用いられる大生垣は1.5~1.6m) |
| 竹柵 | 1.2~1.4m (重賞で用いられる大竹柵は1.5~1.6m) |
| 水壕 | 1.2m以下 |
これらの障害はいずれも横には数mの長さがあるので、複数の馬が同時に障害を飛越することも可能です。
GⅠを含めた障害レースの重賞日程一覧
JRAではJ・GⅠの2レースを含めて、1年間に10個の障害重賞レースが実施されます。
障害の重賞レースを生で観戦したければ、障害重賞レースが実施される日程および競馬場を把握しておかなければなりません。
2026年の障害重賞レースの日程と実施される競馬場を、以下に表でまとめました。
| 日程 | レース名 | 競馬場・距離 |
| 2/14(土) | J・GⅢ 小倉ジャンプS | 小倉3,390m |
| 3/14(土) | J・GⅡ 阪神スプリングジャンプ | 阪神3,900m |
| 4/18(土) | J・GⅠ 中山グランドジャンプ | 中山4,260m |
| 5/16(土) | J・GⅡ 京都ハイジャンプ | 京都3,930m |
| 6/13(土) | J・GⅢ 東京ジャンプS | 東京3,110m |
| 8/15(土) | J・GⅢ 新潟ジャンプS | 新潟3,250m |
| 9/19(土) | J・GⅢ 阪神ジャンプS | 阪神3,140m |
| 10/18(日) | J・GⅡ 東京ハイジャンプ | 東京3,110m |
| 11/7(土) | J・GⅢ 京都ジャンプS | 京都3,170m |
| 12/26(土) | J・GⅠ 中山大障害 | 中山4,100m |
とくに中山競馬場で実施されるJ・GⅠの2つ、中山グランドジャンプと中山大障害は、コースの形状や出走馬のレベルも相まって、圧巻のレースが繰り広げられることが多いです。
障害の重賞レースを生で観戦してみたい方は、まずはこれら2つのどちらかを見てみるのがおすすめです。

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競馬の障害レースでは落馬の可能性もある

競走馬に乗って馬を走らせることは、大変な技術を必要としますし、馬は機械ではないので想像もしないような動きをする場合があります。
そのため、競馬のレースと落馬は切っても切れないものですが、障害レースは「障害物を越えて走る」というレースの特性上、平地競走よりも騎手が落馬する可能性が高いです。
障害レースにおける落馬問題について、複数の観点から以下で触れていきます。
過去には障害レースでの落馬が原因で死亡した騎手も
障害レースでは平地での競走よりも落馬事故が起きる可能性が高いですが、落馬した後人馬がどうなるかはケースバイケースです。
落馬の仕方にもよりますが、競走馬の場合(ほぼ)無傷で済む場合もあれば、少し休養が必要な怪我を負う場合もあり、最悪の場合は予後不良で安楽死処分となることもあります。
騎手に関しても、うまく受け身を取れれば軽傷で済む場合もありますが、入院が必要な怪我を負う場合もあり、最悪のケースでは死に至ることもあるのです。
障害レースでの落馬が原因で死亡してしまった騎手の一人に、JRAに所属していた竹本貴志という騎手がいます。
竹本貴志騎手は2004年に騎手免許を取得して、JRAの騎手としてレースで騎乗するようになりました。
しかし、騎手としてデビューを果たしたばかりの2024年3月28日に、障害レースでの落馬事故で意識不明となり、その5日後に帰らぬ人となります。
最近では騎手の技術向上により落馬事故自体が少しずつ減ってきてはいますが、レースに出た人馬が無事に戻ってこれることは当たり前のことではないということを、肝に銘じておかなければなりません。
有力馬の戦線離脱は障害レースが荒れる原因に
「障害レースは荒れやすい」といわれることがよくありますが、その背景には障害レースならではの落馬事故の多さがあると考えられます。
平地のレースでも、有力馬がスタートを失敗したり不利を受けたりすることはよくあります。
しかし、そういった事象が起きたとしても有力馬がレースからいなくなることはないわけですから、不利を被ったとしても最終的に勝ち切ることは十分あり得るでしょう。
一方、障害レースの場合はちょっとしたミスや不利が平地のレース以上に落馬につながりやすいため、有力馬にまたがっているジョッキーが落馬してしまう可能性は、平地のレースよりもはるかに高いです。
落馬するとレースからいなくなるため、その馬が馬券に絡むことはあり得ません。
そのため、有力馬の落馬がなければ好走できなかった可能性が高いような人気薄の馬が馬券内に飛び込んできて、好配当を演出することがよくあります。
レースを楽しむものとして、落馬を願うことはもってのほかですが、現実問題として障害レースでは落馬が好配当につながりやすいことは、馬券購入時のポイントとして把握しておくべきでしょう。
競馬の障害レースにおける予想ポイント

馬券の的中率を上げるためにはレースの予想をする必要がありますが、平地レースの予想におけるポイントと障害レースの予想におけるポイントは、共通する部分もあれば異なる部分もあります。
競馬の障害レースにおける予想ポイントを、以下で紹介します。
障害レースにおける完走率
平地のレースではほぼ意識しなくてよいものの、障害レースでは注意して確認したほうがよいことのひとつが、「完走率」です。
上述したように、障害レースの落馬率は平地レースの落馬率とは比べものにならないくらい高いです。
競走馬は落馬してしまえば、それまでどれだけよいレースをしていたとしても、絶対に馬券対象にはなりません。
「完走率が高い=飛越が安定している」と判断でき、レース途中で脱落してしまう可能性が低いので、障害レースでも安心して馬券を買いやすいでしょう。
とくに、馬連・馬単流しや三連複・三連単流しのように、軸を1頭決めて馬券を購入するような場合は、軸馬には完走率が高めの馬を選ぶのが賢明です。

競走馬と騎手の相性
競走馬と騎手の相性は、レースの予想をするうえでとても大事です。
競走馬がもてる力を100%出し切れるかどうかは、競走馬をエスコートする騎手にかかっているといっても過言ではありません。
障害のない平地のレースでさえそのような考え方をするのですから、障害レースで競走馬と騎手の相性が大事であることは、いうまでもないでしょう。
適切なタイミングでジャンプできるか、エネルギーのロスなく着地できるかなどは、馬自身の運動能力だけでなく競走馬と騎手の呼吸に大きく影響されます。
平地競走以上に競走馬と騎手の相性が大事であることを意識し、騎手の乗り替わりや、買おうと思っている馬と今回の鞍上の組み合わせでの成績などはしっかり確認するのがおすすめです。

競走馬とコースの相性
JRAでは8つの競馬場で障害レースが行われていますが、競馬場によってコースの起伏は異なりますし、用いられる障害の種類も異なります。
そのため、馬によっては「〇〇競馬場のコースは得意だけど△△競馬場のコースは苦手…」ということがありえます。
生垣の飛越を得意、水壕を苦手としている馬であれば、全障害において生垣が占める割合が多いコースでは有利に走れますが、水壕のあるコースでは着順を落としてしまうかもしれません。
競走馬とコースの相性をチェックして、今回のコースと相性のよい馬の評価を上げて、相性があまりよくない馬の評価を下げることで、馬券の的中により近づくでしょう。
障害レースに初出走かどうか
障害レースには、「今回が障害レースに初出走の馬」も出走してきます。
もともとは平地のレースに出走していたものの、成績が頭打ちになってきて障害レースに活路を見出そうとしている馬などです。
障害レースで求められる能力は「脚力」と「飛越力」で、脚力に関してはこれまでのレースをチェックすればある程度把握できるでしょう。
ただし、飛越力に関しては未知のことが多く、実際に障害を飛んでみるまでわからないケースが大半です。
トレーニングセンターには飛越の練習を行うための環境が整えられていますが、そこでの調教の様子は関係者以外にはわかりません。
うまくこなせる可能性もあれば、あまり得意でない可能性もあるので、障害レースに初出走する馬の馬券を購入する場合は、軸ではなくヒモで考えるのが無難といえます。
脚質
平地のレースにおいては、一般的に逃げや先行などの馬群の前のほうでレースを進める脚質が有利といわれています。
障害レースは平地のレースとは異なりますが、前方脚質が有利というのは平地のレース同様ですし、むしろ平地のレース以上に前方脚質が有利です。
障害レースでは、なるべく馬にとって無理のない形で障害を飛越することが大事ですが、後方脚質の馬だと前を走る馬の位置取りなどに左右されて、自然な形で飛越ができない可能性があります。
また、落馬事故が起きた場合、ほかの馬に騎乗している騎手は落馬した馬や騎手にぶつかったり踏んだりしないように、避けて走らなければなりません。
その分だけ距離や走り方にロスが生じるわけですが、何度も触れているように障害レースでは平地のレース以上に落馬が発生しやすいです。
馬群の後方にいると、落馬事故のあおりを受ける可能性が前方脚質の馬よりも高いので、その分だけ不利になりやすいといえます。
障害初出走の馬がいる場合、脚質を推測するのが難しい場合もありますが、平地のレース以上に前方脚質を重視するのがおすすめです。
血統
血統は競馬の予想における大事なファクターのひとつです。
父や母父がどのような成績を残し、その産駒がどのような走りを見せているか、兄弟にどのような特徴があるかは、馬の競走能力を想像するのに有益なヒントを与えてくれます。
ただし、種牡馬になっている馬に障害レースで活躍した馬はほぼいないため、血統から飛越力を推測するのはなかなか困難です。
血統だけで直接的な判断を下すことは難しいですが、障害レースは平地のレース以上に距離が長いため、「スタミナのある血統かどうか」を確認するなど、サブ的なファクターとして用いるのがよいでしょう。
競馬の障害レースで迫力満点のレースを楽しもう

競馬の障害レースは、コース中に設置された障害物を越えながらゴールを目指して競うレースです。
障害には生垣や竹柵などの種類があり、それぞれ高さや構造が異なるため、競走馬は各障害にフィットする形で飛越しながら走っていきます。
平地のレースと同じく重賞レースも実施されており、重賞レースでは強豪同士のハイレベルなレースが展開されます。
平地のレースと比べると落馬事故が起きる可能性が高く危険という側面はあるものの、競走馬が飛越しながら走っていくダイナミックさは、平地のレースでは味わえない魅力です。
現地で観戦するとより一層迫力を感じられるので、障害レースに興味がある方はぜひ競馬場に足を運んで実際に観戦してみることをおすすめします。

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